先月発売された日経ビジネス人文庫から出ている新書「検索刑事(デカ)」を読みました。

WELQ問題をとり上げたブログで紹介されていて興味を持ち読んでみたのですが、帯に書かれた「SEO(検索エンジン対策)の舞台裏を斬るエコノミステリー」の紹介文どおり、SEOについての考え方や施策方法を、小説を読む感覚で垣間見ることができます。

この手のビジネス知識をストーリー仕立てで学ぶ本は最近多く出ている印象ですが(もしドラが火付け役?)、同じ作者の「会計天国」という本を以前に読んで面白かった&勉強になったので、今回も期待して読んでみました。

読んだ感想としては、

  • SEOに詳しい高校生が初心者の女性刑事にイロハを教えるというストーリーなので内容は入門者向け(そういえばサイコメトラーEIJIっぽい設定かも)
  • ただし現役でWeb制作に携わる人間が読んでもイマドキのSEOの考え方を再確認できる
  • 読み物としても面白い
  • SEOって大変だしきちんとやろうとするとお金もそれなりにかかるんだよ、というのを伝えたい作者の心の叫びが伝わってくる

これ以上はネタバレになるのであまり書けませんが、とても読みやすく面白かったです。

本書のSEOテクニックを勝手にざっくりまとめると、「SEOも一昔前は小細工が通用していたけど今はそんなの通用しなくなった。やっぱり王道が一番」ということに尽きると思います。これはSEOに限らずビジネスでも何でも不変の真理ですね。ちなみに本の中では「ホワイトハット」というSEO用語で紹介されています。

最近、DeNAのWELQ問題で検索エンジンの上位表示の仕組みやSEOについてもテレビで言及されているのを観ました。WELQ問題は、ある意味現時点での検索エンジンの限界を知らしめてしまったとも言えると思います。DeNAがSEOをかなり研究してGoogleをうまく活用したとも言えますが。

今回のWELQ問題で検索エンジンの裏側やSEOについて興味を持ったという方には、ぜひ本書オススメです。

 

ついでに以前読んだ会計天国。