ITストラテジスト試験に独学で合格するための効率的な勉強方法をご紹介したいと思います。

私は、2015年に2回目の受験でITストラテジスト試験に合格することができました。受験時は1回目も2回目も仕事の方がかなりの激務だったこともあり、勉強に多くの時間を割くことが難しい状況だったので、いかに独学で効率的に、且つ、お金をかけずに(←ここ重要)学習するかを考え実践しました。そこで、私が実際に行った勉強方法をご紹介しますので、試験合格に向けて学習中の方に参考になれば幸いです。

補足説明として、私の場合は職務経験的に、プログラマ、SE、PL、PMと様々な立場でシステム開発のプロジェクトを経験しています。その辺のバックグラウンドがある上での学習法ということをご承知おきください。

午前1・2

午前問題対策は以下の2つで行いました。

1) ポケットスタディ 高度試験共通 午前1・2対応 [第2版]

amazonのレビューを見ると賛否両論ある参考書のようですが…。
参考書のタイプを、基礎からじっくりと体系的に理解することを目指す「学校タイプ」と、試験合格に必要な知識やテクニックを重点的に学ぶ「予備校タイプ」の2つに分けるとすると、間違いなく後者のタイプですが、私のように効率的に試験合格を目指す人にはピッタリの参考書です。午前試験対策の参考書はこの本だけで十分でしょう。

2) 過去問をひたすら解く

他の資格試験をあまり受けたことがないので比較はできませんが、情報処理試験の午前問題は「過去問の再出題率が非常に高い」と思います。過去問だけでも完璧に暗記しておけば、合格ラインの60点に届くんじゃないかというくらい再出題率が高いです(少なくとも午前2に関しては)。なので、過去問は丸暗記するくらいの気持ちで徹底的にやった方が良いでしょう。目安としては、システムアナリストからITストラテジストに名称が変わった平成21年度分以降から前年度分までをやれば良いと思います。

私の場合は、こちらのサイトにお世話になりました。
http://www.qeq.jp/jouhou/kakomon/

スマホを使い通勤中などの空き時間に上記サイトでひたすら過去問を解き、試験直前にはすべて条件反射で答えがわかるようにまでなりました。ちなみにこのサイトはモバイル版もあるのですが、モバイル版だと問題数が限られているようなので、PC版でやった方が良いです。

午後1

午後1対策も、やることは基本的に過去問です。私は以下の参考書を使用しました。

※購入の際は最新年度版をご購入ください。

午後1の試験は、誤解を恐れず言えば「学生時代の国語のテストと同じ」です。もちろんITや経営・マーケティング等の知識は必要になってきますが、回答を○○文字以内に要約する作文能力が求められている印象で、国語的な要素が非常に高いです。そこで、私は参考書で過去問を解いて公式回答と答え合わせをすることを繰り返し行い、IPA(情報処理試験の運営元)が回答として求めている表現方法や言い回しを意識的に身に付け、頭の中をIPA脳にしていくトレーニングを行いました。

午後2

最難関の論文です。私は1回目の試験でこの論文がB評価だったため不合格でした…。
そこで、2回目の試験の時は以下の書籍を論文対策として使用しました。

勉強方法としては、まずは参考書の前半部分に載っている「論文のお作法的な部分」を押さえました。本番は時間との戦いなので、論文内容に集中するためにもここを押さえておくことは重要なポイントだと思います。文字数の目安や見出しの書き方、論文の最後を「-以上-」で締めることなど、細かいところなので評価にどの程度影響があるのか分かりませんが、私はすべてそのまま真似をしました。

そして次に、一通り事例論文を読んで内容をインプットすることに努めました。ただしこの参考書は量が多いので、私の場合は「業務効率化」「個別システム化計画」「全体最適化計画」などの各テーマから1~2個、自分の経験に当てはめやすそうなものを選び、内容を自分流にカスタマイズしてインプットしました。

最後に、インプットの後はアウトプットです。できれば全テーマで事前に論文を書いておきたいところですが、2000文字以上の論文を書くのは、文字を書くという行為だけでもかなりの労力を使います。なので、私はテーマを2つ(「業務効率化」と「個別システム化計画」)に絞って論文を書く練習をし、本番に向けた準備をしました。ただし、試験でこれ以外のテーマが出た場合には手詰まりになってしまうので、引き出しとしてあらゆるテーマの論文を頭に入れておくことは必須です。実際に私の試験の時は用意していたテーマとは違うものが出題されたので、焦りながらも、事前に読んだ論文の記憶を引っ張り出し、用意していた論文を出題テーマに合わせてアレンジすることで何とか書き上げたという感じでした。

まとめ

午前1・2

午後1

  • 過去問を繰り返し解き、IPAが求めている回答や表現方法を意識的に身に付ける。

午後2

  • 論文のお作法的な部分は参考書で事前に完璧にしておく。
  • あらゆるテーマの論文を読んでおく。(インプット)
  • 事前に最低2つくらいのテーマで論文を書いて用意しておく。(アウトプット)

 


以上、私が実践したITストラテジスト試験の独学勉強法になります。すべて私の主観に基づいた自己流の勉強法ですので、あくまで参考程度ということでご覧ください。

次回は、試験での私なりのテクニックなどを改めてご紹介したいと思います。